玉版宣(玉版箋) | 紙トップへ | みなせトップへ |
中国安徽省県宣紙の代表格「紅星牌四尺棉料単宣」で、これの二双紙に玉版加工を施したもの、それが本来の「玉版宣(箋)」です。 且つては、丸めた玉版宣(箋)の外包みに「A級四尺二双玉版宣(箋)」と手書きされていましたので「玉版宣(箋)、または二双玉版宣(箋)」と呼ばれました。
中国政府が強力に推し進めた社会主義市場経済なる実験的経済体制の進行に連れ、それまでは「安徽省宣紙の代表格“紅星牌宣紙”」の流通権利を一手に握っていた(中国工芸品進出口総公司傘下の)上海工芸品分公司(=当時の体制名)。その後「上海工芸」、そして今は「上海東工芸品股公司」=が独自に玉版加工を施していたので、その原紙である安徽省県宣紙をつくる旧安徽省工芸品公司の関係者達はこの玉版加工技術はおろか玉版宣という製品も知りませんでした。 1980年頃の中国経済改革を機に安徽省は経済的に上海工芸から独立、安徽工芸として自ら「宣紙」を流通させる権利を手に入れ、上海工芸は一時期その全権利を奪われました。 これにより両者の技術を重ねる事で製造されていた「玉版宣」自体が全く忘れられた存在になってしまいました。 どうしても玉版宣を手に入れたいとの顧客要望により1985年頃の上海工芸責任者に頼み込み古い玉版宣在庫品を探し出してもらって輸入したのが玉版宣再製造の切っ掛けになりました。 以降、安徽省工芸品公司の玉版宣(箋)復活に続き、今では紅星牌宣紙廠がこれを復活させています。 これとは別途、多くの輸入業者が、或いは国内販路が、画仙紙として特に高名な「商品名/商品等級を知らしめる言葉“玉版宣(箋)”」の使用に制限(モラル)が無くなったかのような勢いで様々な「玉版宣」「玉版箋」を販路にのせ、流通させています。 |
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以上簡単ですが・・・・山口j一(山口そう一) |
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