2011年4月、端渓渓谷⇒景区硯坑紫雲谷の実情
 其のV  景区画像(現在の実像) 
 
紫雲谷パンフレットのページへ戻る 端渓採掘終焉への序章へ 硯トップへ H.P.トップヘ
2011年4月契約老坑逸品中≪精品≫の一部
  

下の画像と同じ場所、老坑旧入口の満水時水位

1980年代、
当時『端渓硯』の輸出に係わる権利を握っていた「中国軽工業品進出口総公司広東省陶工芸品分公司」刊行「中国端渓」に掲載のため撮影される。
硯坑区端渓渓谷から「硯坑紫雲谷景区」へ指定替えになり周辺が整備された老坑旧入口
老坑の旧入り口前は整備され、小径沿い側は「階段状」に整備されました。
2011年4月の撮影。
この時期は「渇水期の最終時期」、本来は坑口に水が届かない、と言うより「特に雨の早い年」でない限り西江の水位は今だ坑底まで届かず採掘が出来る採掘期終盤に差し掛かっている頃で、西江の水位が坑口近くにまで達することはあり得ません。それが今では坑口前の端渓小渓流を堰き止めた湖(池?)に貯まる水が坑口に満ちています。


 
    
1980年に老坑採掘の旧入り口横に設けられた「新入り口」とその前に設えられた景勝地「硯坑 紫雲谷」を示すオブジェ
建屋は開設時から変わりませんが観光地の象徴「端渓作硯の腕」のオブジェがドンッと据えられました。
 
青々とした湖等々のパンフレットを飾る景観を伴った景区を目指した工事が進められているようですが従事する作業員は僅かです。
ホテル兼レストラン横に小さな湖が作られていますが12月後半から7月後半の減水期では茶色い泥水が底にへばり付いている状態です。満水期でないと水はほとんど貯まっていません。
画像上部、横に広がる「綺麗な湖、河」状の「水色」の部分は「ブルーシート」で水ではありません。
 
船着き場から景区入口に建つホテルへ至る簡易橋。橋の下は渓流造りを目指している様子です。


 
 
閑散としたレストラン。この日3時間ほど現地滞在をしましたが一人も人影を見かけませんでした。

  
2011年4月に契約した「老坑精品」の一部

このパンフレットに描かれた「景区≒観光地」が完成するまでにはまだまだ長い年月が必要と感じました。
「土産物売り場」はキッチリと完成していましたが訪れるものなし、3〜4人ほどの店員らしき人たちが所在なげに座り込み、話しに花を咲かせていました。
完成した当初は「香港などからの観光客」で賑わっていたはずの「酒店=ホテル」「菜館=レストラン」共に閑散として人影なし・・・、が今後の道程の困難さを代弁しているような印象でした。        
 
紫雲谷入場券などのページへ戻る
「端渓 : 端渓のまことを伝えたい」トップヘ
H.P.トップヘ