小 筆


   
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筆先の、特に鋭い“利き”で好評な「墨心」 「墨心 極」  一般的に書きやすいと言う類の筆ではありません。
          筆切っ先の特に鋭い利きを持つ特徴的な筆「墨心」
         その「墨心」の特徴をより加速し且つしなやかな「切っ先の鋭さ」をも併せ持つ持つ「墨心
         共に、線質の鋭さを求める作風に・・・!!!   鋭い線質が必要な臨書に・・・!!!
商品名 主な原毛 主な用途
墨心 4.0 29.0 兎・化学繊維 仮名・臨書
 
商品名 主な原毛 主な用途
(限定版) 墨心 4.0 29.0 仮名・臨書・・鋭線作品
現在品切、次回製作時期は原毛が入荷するか否かに掛かり現状未定です。
有馬筆筆匠、私山口がたまたま入手した原毛の特性に合わせ組んだ原毛毛組にて製筆した筆。それが「墨心」筆のはじまりで、
「墨心 極」は以下ご案内の製筆環境下、「墨心」と同時に発売した筆です。
「墨心 極」に適した優れた原毛は稀少で、なかなか入手出来ないままに製作した「墨心 極」は完売、次回の製作期は同等の原毛を入手できる時、と言うことになります。が、現状の獣原毛手配の困難さから入手期は不定です。
しかし、21世紀に入り進化の速度と巾を飛躍的に上げる筆原毛「化学繊維」の中に適切な原毛が現れるかも知れません。
「墨心 極」 の製筆当初の筆名は「墨心」。
「墨心」と名付け販売を開始、たちまちに予測以上の反響を得、私一人の製筆では需要を満たせなくなりました。
墨心の発売当初期、墨心を世に出して下さった大書家の立ち位置にいらっしゃった書家お二人にこの事実を説明し、私以外の職人が製筆する筆、下請けの製筆許可をいただきました。
この時点までには、多くの中国文房四宝関連公司や製筆廠との長い交際で培った人脈のもと、特に懇意と言える中国文房四宝公司の責任者、且つ唐筆の製筆者でもある人の紹介により、中国筆司の中でも日本筆の製筆工程に精通し、且つ責任感ある人がまとめる筆職人グループにて「下請け生産」の可否打診をしました。
下請け開始までに、製筆を委託した職人さん達が働く筆廠の仕事場に程近い飯店を定宿とし、ここから製筆廠に通い、実際に墨心を製筆する私の工程、工法を何度か実施するとともに和筆と唐筆の基本的な違いなどについての私なりの考えを伝え、彼らの技術力の高さと共に私の説明する「品質ではない和筆と唐筆の性質の違い≒基本的な毛組の違い」など、筆にかかる深いところの意味を説明し、実演し、これらを充分に理解・納得してくれたことで「墨心」の制作を、安心して委託したのです。
前述の書家許諾の下、この下請筆に「墨心」の名を与え、私が作っていた「(元祖)墨心」と言える筆は「墨心 極」と名づけていただきました。
中国で作る墨心も、委託した筆職人さんグループの精勤さに基づく製品安定度により好評を続け現在に至っています。
墨心の委託生産を始めた、その時代の中国筆廠に製筆委託した墨心は、和筆としても極度な和筆特徴を持つ毛組。
この墨心毛組と中国筆司が作る伝統の唐筆の性質は異なり、元々中華思想の中国、その国の唐筆関係者にとって彼らが作るものとは違う性質の筆、彼らの評価基準とは異質の筆は「不具合な筆」と捉えられていたのですが、墨心の安定した製産、輸出が続くことが刺激になり、他の唐筆職人グループ達をも和筆の下請け製産へ誘い込むきっかけになりました。
結果、彼らの責任者段階にいる幾人もが(≒いくつかの筆廠が)日本の筆産地や筆製作所など一定ロットの毛筆需要が望める多くに商談を持ちかけました。また、弊社筆「墨心」販路の広がりに連れ、日本の筆商などからも「墨心」を見本に提出し中国で同様筆をつくろうとする製筆商談が何件も、それぞれの製筆者のルートを頼り中国に持ち込まれました。
弊社が墨心の下請け筆を輸入し販売をはじめた僅かな時間経過の後、筆レベルには差がありますが墨心同様の筆が日本販路のあちらこちらに見られるようになりました。
「墨心 極」の創成は、当時たまたま中国から入手した「特に優れた日本狸」に似た原毛。日本狸によく似ている。
 が、日本狸を凌ぐ毛先鋭い、鋭いながらも日本狸より細筋、且つ外観も美しい原毛。
当初はどの動物の毛なのか全く判らなかったその原毛。
筆の生産・管理をする中国筆廠と文房四宝輸出公司責任(註1)に、そして製筆者にしつこく問い合わせを続け、ヤット「厳選“紫毫”」との返事を得ました(註1:当時は対外交易許可を得た公司以外は輸出権なく、工場直接の契約は不可の時代でした)。
この筆に使用された原毛「厳選“紫毫”」を使った筆を作りたいと思わせる、その原毛の質。
当時の書作品方向・傾向から和筆としても他の製筆者にはない原毛。
筆毛組は、私の筆造りの原点たる有馬筆。有馬で造る実用の書画筆有馬筆として特に珍しい造りではなく、毛組の階調を少し変える=簡単にするだけで製筆出来る。当時、創ってみたいと考えていた筆。しかし適した原毛がない。
その筆、「切っ先特段に鋭く、強い弾力を発しながらも滑らかな転回を持つ」筆に適した原毛、と直感的判断をし、この原毛に「鼬」「日本狸」「羊毛の一部位」を組み足した毛組が頭の中に閃き、即、試筆製筆に入りました。
これが、ごく当初期の「墨心」=現在の「墨心 極」で、現「墨心」は私が創り好評を得ました当初期「墨心」を基に下請け高級和筆の生産に関わる中国筆廠ベテラン筆職に委託し製筆した筆です。
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