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半紙・画仙紙・料紙など紙の「名前」枯れる=経時変化 紙トップへ みなせトップへ
「書で使用する半紙・画仙紙・料紙などの紙の名前」&「性・品質の変化≒熟成」に関しまして
★「紙の名前」:
販路により、時には小売業様の段階で独自の「名前」が自由に与えられます。
メーカー、或いは問屋段階で設定した名前がそのまま流通の最終段階、実需様への販売の段階で用いられることは、こと書道用紙に限りましては稀と言えます。
これにより書道をはじめとする「墨アート」の業界では「紙の名前」から紙の素性・性質等々を判断することは、現実には不可能です。
違う販路に、例えば「A」と名付けられた紙があり、これと違う販路にも同一名「A」がある。
この二者が同じ紙であることはとても珍しいのです。また、いずれかの販路で好評を博した紙の「名前」は直ぐ他の販路で盗用され使用される、これもよく起こります。これらの事実が紙「名称」の混乱に拍車を掛けているのが現状です。

中には、一部の紙種の限られますが「販路にかかわらず同一名で流通する製品」もあります。
県宣紙の「紅星牌」や「越前鳥の子」などそのブランド自体に価値を持つ僅かな商品種であり、その商品種のトップブランドやそれに近いブランド品は、どの販路、どの販売段階でも同一「ブランド名」で流通します。同一ブランド名のまま扱う方が販売に有利と考えるからです。

しかし、困ったことに価値が確立された「紅星牌」など有名ブランド品には「偽物」が氾濫することが多く市場を混乱させる事態もしばしば生じています
更に好評を博した紙の「名前」は他の販路で盗用され使用される、これもよく起こります。
これらの事実が紙の「名称」の混乱に拍車を掛けている状態です。 
  
★紙の性質・品質に重要な「経時変化」=「紙が枯れる」:
書で使用する紙は、その書き味に加え線質の切れ、撥墨のレベル等々いずれにも経時変化の影響を大きく受けます。
当初使用した「紙料」、そして「製法」により決定づけられている「紙の性質・品質」は、
製造後の時間の経過と共に大きく変化し、時には製造時の「紙料・製法に起因する紙質の差」以上に性質・品質の変化を見せます。書で使用する紙は「時間の流れ」により熟成されるのです。
これら経時変化を受けた紙は通常「枯れた紙」、「よく枯れた紙」と呼ばれ貴重品として扱われます。
「同一紙料・同一製紙所・同一製紙機」でで製造した「同一の紙」であるにも拘わらず、使用者に経時変化に関する修練度が不足、或いは理解が足りない時などには「紙が違う」などとのクレームにつながることも多々あり製造者や販売者を悩ませています。
使用者が「経時変化により熟成した紙=よく枯れた紙」を使用している、そして使用者が「経時変化による紙の変化」を理解しない、出来ない。或いは知らない時、その一部の使用者は、自身が使用してきた、そして経時変化による熟成があったからこそ書き味・撥墨などが佳くなった「枯れた紙」。
随分と前に入手した紙、たまたま使った紙が「枯れた紙」であり、その紙と「同じ紙が欲しい」「同じ紙を揃えろ」などはまだマシな部類。
一部は「今回買った紙は前から使ってきたものと違う紙だ。違う紙を売って恥ずかしくないのか。」と、自身の要求が無理難題の類であることに気づかず「堂々と主張」されたり「クレームを申し出たり」されます。
勿論、書の道の修錬のすすみ具合に準じこの種の無理難題を要求される使用者の割合は減少していきます。
中には師が代わり「紙が枯れる」を知る人もいます。          
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以上簡単ですが・・・・山口j一(山口そう一)
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