パピルスは紙の起源とされます。紙の起源とされるパピルスの状態はその葉と茎を組み合わせ紙状にしたもの・・・
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パピルス ( 紙の起源&英語のpaperの語源なった。古代エジプトが発祥の地と言われる
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パピルス画像 パピルスは紙の起源とされます。 紙の起源とされるパピルスはその茎を圧着・組み合わせた紙状のものに過ぎず、 「紙」が開発された時点から現在まで続く紙 ⇒ 植物繊維を叩解、それにトロロアオイなどの植物粘液を利用、叩解した繊維を縦横に絡ませ薄く形成し紙をつくる製紙法(書で使用する手漉画仙紙・手漉半紙などの製紙法)の紙とは似て非なる「紙状のもの」です。 群生しているパピルス草(原産地はナイル流域、カヤツリ草科)の地上部分が自然に枯れ折り重なり、その一部は自重、或いは倒木など何らかの重しが加えられ紙状になる。 当初は、自然に折り重なって紙状になったこれらパピルス草を、石版や木片、粘土板などと同様の記録媒体として利用、 やがてパピルス草が自然に折り重なりその一部が紙状になる現象を真似てパピルス草の茎の髄を重ね合わせ人為的に製造を始めた、と考えられます。 今の「製紙」と言うものではなく、熱帯から亜熱帯の湖沼、そして(大河の)ユッタリと流れる川辺に沿い群生する草、パピルスの茎の髄を縦横交互に置き圧着するという簡易製法で作られる紙の代用品で「紙状のもの」。 草の繊維を積み重ねていき、結果として、重なりあった草の繊維が今の「紙」に似た形状になる、それを今の記録用紙のように使用したのが始まりと言われ、パピルスは「紙の起源」と言われています。 現代の紙(書画で使用する手漉画仙紙、手漉半紙など)の認識= 《 木材・草を主とする植物繊維を叩解、トロロアオイなどの植物粘液を利用し叩解した植物繊維を絡ませシート状に形成する、そのシートを紙という 》。 この認識に対し「パピルス」は紙と言えるかどうか、意見が分かれる場合もあろうかとは思いますが、「パピルス」が「紙」の起源であるとの認識が定着し、そしてこの言葉「PAPER」の語源との認識定着しています。この「PAPER」の語源であるという認識には疑問点はありません パピルス草は水中の窒素を良く吸収するので水質浄化に有効であるとされ、水質浄化への利用方法が試みられています。 しかし、自然条件(温帯から亜熱帯に近い気候 & 湖沼的な水環境=地球の多くの地域が当てはまります)がパピルス草の生育に適する場所なら自生・群生しどんどん繁殖を続け、群落を作るので水質浄化よりもその群生している周辺環境を清潔に保つため枯れ葉・茎などの掃除に大変な手間・暇が必要です。 余談ですが、中国の中緯度&中緯度より南の地域では「パピルス」はその群生する環境と形状から「水竹草」と呼ばれ、入手しやすいことと可憐な花を咲かせることも重なり、部屋の空気をよくする草などとして「家庭」に飾られていることがあります。 山口そう一 |
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パピルス(カヤツリグサ) |
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寸法(約300×300mm) |
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