硯表面の「左下部から右上方」へ、裏面では「右下方から左中央部」へ昇る黄龍紋(金線)にも見える石紋。幾多となく出会った黄龍紋の中でも艶やかな雰囲気と色調を持つ。
そして顕れる個所も硯全体の調和から見てから理想的な位置。 |
しかし、この石紋の個所を撫でると、表裏面ともに少し違和感を感じます。
端渓の瑕疵にあたる「石嶺」の様子なのです。 |
「石嶺」⇒端渓で言う瑕疵とされる部分で、他の個所比少し異物感を感じる個所の一つで、高名な石紋の如き様子を見せる個所 ※「石嶺」 |
そして、よく見てみるとこの金線のごとき線が硯を一回りしています。
この状況の石紋は、「石質は佳いが作硯途中に割れた硯石」を「肇慶伝統の工法」で繋ぐ、その継いだ個所=継ぎ目を「黄龍紋(金線)」が如き色調と雰囲気に仕上がるように「接着剤」と「接着手法」を工夫し作業されます。念入りに 見てみたら、正にこの「補修老坑硯」なのです。 |
これを前程とした特別価格にて販売いたします。
≪硯石破損・補修後作硯≫の≪老坑硯≫
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180723-1 |
老坑 硯 |
天地131×巾88×厚19mm(概数) |
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特別価格67,000円 |