18 老坑入坑
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 門を入って、なだらかな坂道を辿っていきます。
 坂の右の草むらの向こうが、
 端渓小渓谷を流れる
 「端渓と言う小川だと思われていた名のない小川」です。

 乾期に行けば、ほとんど水は流れていません。                     
名の無い小川
端渓を流れる小川
小川  200メートル足らず歩くと、左に、老坑の旧入り口が見えてきます。
 端渓小渓流と坑の入り口の距離は、直線で80メートル前後です。
 西江から坑へ至る坂道は、端渓を流れる小渓流にとって、少し巾が広い堤防だと捉えたら、より判りやすいかも知れません。

 川と逆側の道より少し低いところに、雑草で大部分を隠された老坑旧入り口と、それを覆う格子状の扉がよく見えます。
 皆さまは、ここでも記念写真を撮られます。
 旧入り口横に、1棟、2階建ての建物が、その隣に、
新入り口の頑丈な門と一体になった建物があります。
 新入り口の部分以外は、備品置き場や職人さん達の食事や休憩の場です。

 訪れたほとんどの方は、老坑への導坑の新旧を新坑・旧坑と呼んでいることで、坑そのものも違うと勘違いされているから
「ヘェー!旧坑と新坑はこんなに近いのか」と驚かれます。
 
 この新入り口前で、特別タイミングが良ければ、原石がトロッコで運び出され、地上検査を受ける場面に出くわすこともあります。
 滅多にそのチャンスはありませんが、
とても厳しい検査で、特に優れた石材だけしか、 この検査を通過することは出来ません。
 この場面に出くわした方は皆、その厳しさに、一様に、想像もしなかったと言われます。
建物
真ん中の建物の手前下が旧坑と
呼ばれている
老坑への旧入口
建物の向こうが新入口
扉前
新坑と呼ばれている
老坑への新入口の扉前
南南西
老坑入口前から南南西方向
この山の向こう2qに麻子坑がある
 新入り口で、もう一回記念写真です。

 ここからは、坑仔巌もよく見えるし、右手奥約2q強に
麻子坑(山陰で見えませんが)がありますので、撮影会が始まります。

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