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唐筆 / 選毫円健 著名四筆廠 | みなせトップへ | |||||||||||
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上海工芸(火炬牌)選毫円健 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
数ある中国文房四宝の公司中随一の歴史と信用を誇る上海工芸。選毫円健の筆廠としては後発筆廠ですが品質の{佳さ・安定 度}ともに申すまでもなく価格・品質相俟って人気急上昇。 上海工芸「火炬牌」の選毫円健です。 |
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浙江省(双羊牌)選毫円健 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1970年代の半ばころには、湖筆の製筆地として著名な浙江省湖州市“善l鎮”には100軒近くの筆廠があり、私は商談のため1900年代の半ば過ぎからしばらくの間は繁く筆の産地善l湖畔に通っていました。 当時の善l鎮には多くの筆廠が集積し、その大多数が「善l」を筆廠(=筆工場)名に冠し「善l湖筆」を名乗っていました。 これら善l湖筆を冠する筆廠群の中で一番の歴史を持ち、且つ安定した高品質を保つ筆廠が「双羊牌」商標の“善l湖筆廠”で、この善l湖筆省が善l湖筆省の“選毫円健”を造ります。 これら著名な筆廠ではいずれも製筆の基本「選毛」がシッカリとなされ、その選毛を重ねた原毛を熟達の職人が筆に仕立てます。 当時は筆種として新参ものだった選毫円健ですが、その製筆の安定度と品質管理の確かさを基に著名な筆の中でも弾力に富んだ筆先に加えた滑らかさを併せ持つ極めて優れた筆として流通を始め、今も人気を保ちます。 注 筆の原毛 : 「当時は天然の獣毛、選毫円健の主原毛は兎毛。 昨今は化学繊維製の筆が主になり、筆の質も安定しています」。 |
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浙江省(大極牌) 選毫円健 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
高品質な筆を、歴史的に輩出してきた浙江省湖州市善l鎮。その善l湖半で製筆する100軒近くの筆廠の中でも評判の精英筆廠「善l集芸斎」製品。製筆の基本「選毛」の確実さと製筆力の安定から高品質、且つ安定し弾力に富んだ選毫円健が仕立てます。品質、価格相俟って人気急上昇の筆廠「善l集芸斎筆廠」の 「大極牌 選毫円健」です。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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江蘇省(金鼎牌)選毫円健 “金鼎牌 選毫円健” | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
選毫円健を創始し、そして選毫円健ブームを起こした筆廠が蘇州湖筆廠(金鼎牌)で、今も人気高い筆の一つです。 現在は、中国筆廠間競争の激化なども遠因となり「善l湖筆廠」に同化し製筆しています。同化に伴い蘇州湖筆廠の商標「金鼎牌」は善l湖筆廠、蘇州湖筆廠ともに使用出来る環境に変わり、蘇州湖筆廠自体は筆の品質管理と伝統の蘇州湖筆監製筆の販売を主業務としています。 化学繊維の急激、且つ驚異的な発展の直前には受注量を満たす獣毛=ウサギ毛の原毛手配が困難な時期さえあった金鼎牌「選毫円健」で、この当時は「蘇州湖筆廠=金鼎牌」とのスムースな契約が困難という事態をも生じさせました。書き味と品質の安定さ、これを今も善l湖筆廠が維持し大好評。近年稀に見る筆の大ヒット商品です。 |
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以下のご案内を掲載していましたが中国当該製筆廠の運営や製品構成が 正調に復し「金鼎牌選毫円健」もみなせの直接契約に戻りました(金鼎牌=蘇州湖筆廠 旧製筆廠名 と弊社との関係は浅からず、日本の和筆職人=筆司が近代中国ではじめて和筆製筆法を伝えた状況を含め以下の掲載を残します)。 |
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金鼎牌製筆廠と弊社の関わりは深く、金鼎牌筆工場=蘇州湖筆廠だった時代から同製筆廠はとても盛況で、中国第一の筆廠とされみなせの筆司山口j(そう)一が和筆の製筆実演をした中国製筆所の一つで、これは近代中国での最初の和筆製筆の実演でした。 日本の文房四宝関連輸入者がはじめて団を組み中国文房四宝の実際を確認したいとの意向を中国関係団体に伝え、それを受け入れた北京工芸品総公司の接待により書道用品関連輸入商社団を組み中国各産地を訪れた1973年です。 その後、文化大革命や四人組時代を経て蘇州湖筆廠の幹部も、筆職も全てが入れ替わり蘇州湖筆廠に親しく知る者はいなくなりました。 僅かな時の流れの後、文化大革命の流れに加え金鼎牌(=蘇州湖筆廠)の委託筆を作ることになった善l湖筆廠は以降更に進展し金鼎牌商標の使用権も得ました。 また、金鼎牌での契約に関しましても選毫円健を作る多くの製筆廠の中で特に有名な製筆廠「金鼎牌」の「選毫円健」に限り、製筆廠=筆工場との「直接契約・直輸入」と比較しても「中国独自の人的関わり」「経済システム」に添う『(金鼎牌)選毫円健製筆廠』に特別に強い人脈を持つ在日華僑商社があり、この華僑商社経由で仕入れをした方がより有利に、且つより簡単に入手出来ました。人的な関係を重視する中国の、中でも特例的な取引で以降暫くの間は金鼎牌選毫円健の取引に限りこの華僑商社を通じていました。 正常な中国貿易に復した後はみなせの直接契約に戻し、いつの間にかこの華僑商社の消息も途絶えています。 |
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