印泥素材のひとつ「油」。印泥の重要な構成物のひとつ「あぶら」とは何なのか? .
「ヒマシ油」説、「印泥廠や印泥職人の秘伝により整えられるが詳細は秘められている」説、
・・・、など印泥の「あぶら」ついて諸説が入り乱れ、説明されてきました。 . |
印泥の原料 |
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書などのオリエタルアートで使用される「印泥」は、 |
天然素材「辰砂=硫化第二水銀」を主原料に、中国各製造元≪伝承≫の「材料」「製法」を以て造られます。 |
★「辰砂」は伝統の中国医学に用いられます。 |
日本漢方薬界では「辰砂」を「朱砂」「丹砂」などと呼び、その鎮静作用が日本漢方薬にも使用され、辰砂を
含む代表的 な漢方薬処方に「朱砂安神丸」などがあります。
辰砂は、有機水銀や水に易溶な水銀化合物に比べ水に難溶な化合物で、毒性が低いと考えられている。
(「本朱墨」の主原料も「辰砂=硫化第二水銀」である) |
(中国伝承の印泥原料:
印泥の主原料の一つが「辰砂=硫化第二水銀」で、辰砂に「草の繊維様のもの」と「油」が使用されます。
この「草の繊維様のもの」は「もぐさ(※⇒キク科ヨモギ属の多年生草木)」であると言われています。
乾燥させた「よもぎの葉繊維」を細かく細かく擂(す)り砕き「 篩 」にかけます。
これを繰り返すことで「もぐさ」が出来ます。
「もぐさ工程」をより厳しく確実に、そして精緻に行うことで「よもぎの葉」は葉の裏の、白っぽい 銀色を思わ
せる綿毛まがいの風合いの色が「金色」に近い「薄黄色」に変化します。
これが印泥に使用される“特別なもぐさ”です(以上は、印泥素材のひとつ「モグサ工程」の伝聞要約です。) |
↓「辰砂=硫化第二水銀」と「モグサ」、そしてこれらを混ぜ合わせる「あぶら分」が重要な構成物です。 |
巷間伝えるところによれば、この「あぶら分」は「ひまし油」がその一種である、とされます。
が、「ひまし油」で実験した結果、印泥として“しっくりとした感覚”には仕上がりません。
調べてみましたら「ひまし油」には種類があり、日本で通常「ひまし油」として流通するものの性質では
ない「ひまし油」の類があり、印泥素材にはこれを利用する。とのことです。
「印泥として“しっくりとした感覚”には仕上がりません」は、「ひまし油には種類がある」を知らなかった
時代の私の所業で、印泥廠が、そして印泥職人が秘伝として大事に守り、継承者以外には伝授しな
い印泥最大の秘法は、「あぶら」に在り、説が特に有力です。
「ひまし油」の一種といわれる「あぶら」、そして日本で通常言う「ひまし油」とは異なる「ひまし油」の
一種説、が正しいようです。 |
★ 印泥を製造する、或いは輸出する「中国公司」は、
近年、「印泥の素材は??」「あぶらは???」などの質問が続くことに閉口し、当たり障りのない返事、
「菜種油」などと説明しますことも原因のひとつとなり、印泥素材の一つとして「菜種油」説が急激に広
がっています。
際の使用あぶらは日本で通常言うひまし油とは異なりますが[ひまし油]の一種です。 |
以上の素材を丹念に練り合わせる、この「練り合わせの技術」も印泥の品質を高める重要な要素だとの
ことで、これらの総合体として印泥は完成します。 |
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印泥職人の、そして印泥廠の「秘伝」とされてきた「印泥あぶら」。
安心して使える、第一級の印泥廠、「上海西冷印社」の「印泥油輸出」が許可され、日本で手軽に入
手出来るようになりました。
反面、「印泥専用」と称するが製造元などの証明も、性質等々も共に不明な「印泥専用」と称し流通す
る「印泥油」もある様子です |
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みなせの「印泥油」は、上海西冷印社の製品で、印泥・筆・画仙紙・半紙・硯などの契約・輸入と同様に
上海工芸(旧名:上海工芸品進出口公司 現在名:上海東潔(潔=略字体では“サンズイに吉”)工芸品
股公司)と契約、直輸入しています。 |
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印泥職人の、印泥廠の「秘伝」とされる「印泥油」が、それも印泥廠として評価高い「上海西冷印社の
印泥油」の輸出が許可され日本で手軽に入手"出来るようになりました。 |
上海西冷印社「高級書画印泥油」 価格もリーズナブルです。 |
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同一≪契約≫≪輸入≫≪通関≫の「印泥用“油”」画像 : 中身は同じものですが容器の形態が異なります。
現在までの検品で「上段画像二種の容器」が使用され、いずれの容器も「容量」などの「内容量」は同一です。 .
「容器ご指定」の注文はご容赦下さい。 . |
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上海工芸扱い(上海西冷印社製) 『印泥用“油”』 880円 (税込価格)
(容器直径(外形) 約31mm 高さ 約19mm 容器込み約10g) |
油分が抜けて固くなった印泥に“ごく少量”混ぜよく練る ⇒ 印泥の様子を確かめる。
これを繰り返し印泥の状態をお好みの固さに、状態に復して下さい。 |
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印泥の原料
書などのオリエタルアートで使用される「印泥」は、
天然素材「辰砂=硫化第二水銀」を主原料に、中国各製造元≪伝承≫の「材料」「製法」を以て造られます。
★「辰砂」は伝統の中国医学に用いられます。
日本漢方薬界では「辰砂」を「朱砂」「丹砂」などと呼び、その鎮静作用が日本漢方薬にも使用され、辰砂を含む
代表的な漢方薬処方に「朱砂安神丸」などがあります。
辰砂は、有機水銀や水に易溶な水銀化合物に比べ水に難溶な化合物で、毒性が低いと考えられている。
(「本朱墨」の主原料も「辰砂=硫化第二水銀」である)
(中国伝承の印泥原料:
印泥の主原料の一つが「辰砂=硫化第二水銀」で、辰砂に「草の繊維様のもの」と「油」が使用されます。
この「草の繊維様のもの」は「もぐさ(※⇒キク科ヨモギ属の多年生草木)」であると言われています。
乾燥させた「よもぎの葉繊維」を細かく細かく擂(す)り砕き「 篩 」にかけます。
これを繰り返すことで「もぐさ」が出来ます。
「もぐさ工程」をより厳しく確実に、そして精緻に行うことで「よもぎの葉」は葉の裏の、白っぽい 銀色を思わせる綿
毛まがい の風合いの色が「金色」に近い「薄黄色」に変化します。
これが印泥に使用される“特別なもぐさ”です(以上は、印泥素材のひとつ「モグサ工程」の伝聞要約です。) |
↓「辰砂=硫化第二水銀」と「モグサ」、そしてこれらを混ぜ合わせる「あぶら分」が重要な構成物です。 |
巷間伝えるところによれば、この「あぶら分」は「ひまし油」がその一種である、とされます。
が、「ひまし油」で実験した結果、印泥として“しっくりとした感覚”には仕上がりません。
調べてみましたら「ひまし油」には種類があり、日本で通常「ひまし油」として流通するものとは性質ではない「ひ
まし油」の類があり、印泥素材にはこれを利用する。とのことです。
「印泥として“しっくりとした感覚”には仕上がりません」は、「ひまし油には種類がある」を知らなかっ た時代の私
の所業で、印泥廠が、そして印泥職人が秘伝として大事に守り、継承者以外には伝授しない印泥最大の秘法
は「あぶら」説が特に有力です。
その「あぶら」は「ひまし油」の一種、そして日本で通常言う「ひまし油」とは異なる「ひまし油の一種」説、が正し
いようです。 |
★ 印泥を製造する、或いは輸出する「中国公司」は、
近年、「印泥の素材は??」「あぶらは???」などの質問が続くことに閉口し、当たり障りのない返事、「菜種油」
などと説明しますことも原因のひとつとなり、印泥素材の一つとして「菜種油」説が急激に広がっています。
実際の使用あぶらは日本で通常言うひまし油とは異なりますが[ひまし油]の一種です。 |
以上の素材を丹念に練り合わせる、この「練り合わせの技術」も印泥の品質を高める重要な要素だとのことで、
これらの総合体として印泥は完成します。 |
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印泥職人の、そして印泥廠の「秘伝」とされてきた「印泥あぶら」。
安心して使える、第一級の印泥廠「上海西冷印社」の「印泥油輸出」が許可され、日本で手軽に入手出来るよう
になりました。
反面「印泥専用」と称するが製造元などの証明も性質等々も共に不明な「印泥専用」と称する「印泥油」の流通も
ある様子です。 |
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みなせの「印泥油」は、上海西冷印社の製品で、印泥・筆・画仙紙・半紙・硯などの契約・輸入と同様に上海工芸
(旧名: 上海工芸品進出口公司 現在名:上海東潔(潔=略字体では“サンズイに吉”)工芸品股公司)と契約、直
輸入しています。 |
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印泥職人の、印泥廠の「秘伝」とされる「印泥油」が、それも印泥廠として評価高い「上海西冷印社の印泥油」の
輸出が許可され日本で手軽に入手"出来るようになりました。 |
上海西冷印社「高級書画印泥油」 価格もリーズナブルです。 |
同一≪契約≫≪輸入≫≪通関≫の「印泥用“油”」画像 :
中身は同じものですが容器の形態が異なります。
現在までの検品で「上段画像二種の容器」が使用され、いずれの容器も「容量」「内容量」は同一です。 .
「容器ご指定」の注文はご容赦下さい。 . |
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上海工芸扱い(上海西冷印社製) 『印泥用“油”』 880円 (税込価格)
容器直径(外形) 約31mm 高さ 約19mm 容器込み約10g |
油分が抜けて固くなった印泥に“ごく少量”混ぜよく練る ⇒ 印泥の様子を確かめる。
これを繰り返し印泥の状態をお好みの固さに、状態に復して下さい。 |
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