筆 の 原 毛 に つ い て 狼=イタチ | みなせトップへ | 筆トップヘ |
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鼬(いたち)=狼 | ||||||||||||||||||||||||||||
狼=鼬(いたち) | ||||||||||||||||||||||||||||
特に多くいただく筆原毛についてのご質問は「狼/狼毫」と表示される原毛のお問合せです。 中国で、最近は日本でも一部の関係者が「狼/狼毫」と表現する筆の原毛。 筆銘として、筆銘の一部として筆軸に彫刻する「狼/狼毫」。 「狼」「狼毫」は、日本語で言う「オオカミ」「オオカミの毛」ではなく「鼬=(いたち)」を指します。 「鶏狼豪」「豹狼毫」「鹿狼毫」「北狼毫」などと呼ばれ、筆軸に刻される、筆軸のシールに記される「狼」は中国語の「狼」で、日本語では「 いろいろある「※※狼」は中国で区別する「鼬の種類」です。 ちなみに、中国で「黄鼠狼」と呼ばれる「狼毛」は、日本の製筆関係者の間で言う「日本鼬=(いたち)」と同種の鼬です。
更に、個々の鼬種・雄雌により弾力の差が大きい原毛で、製筆するときの手触りなどは柔毛のごとき感覚を受け、剛毛としては製筆に少し手間が掛かります。このしなやかさが墨含みの良さをもたらすようです。 筆に使用される毛の部位は「尻尾」です。 同種の鼬で比べると「雄鼬」の毛は雌鼬と比べると倍近く長く、更に弾力に富みます。「雌鼬」の毛は剛毛とされる鼬にしては柔らかい感じを受けます。雌鼬の毛だけで筆を作ると、充分弾力ある筆には仕立てにくいこともあり、雄鼬を主に作る筆の穂先には届かない短い構造部に入れ使用することが多くなります。 小動物なので主として筆頭の出丈=軸から出ている筆の長さ=が30mm位前後までの小筆が主になります。 何千匹もの鼬から長い毛を集め、時には長いものが出来ることがあります。 現在が確保している鼬筆頭の最長は軸からでている筆頭の長さが約90oあります。 この丈は鼬としては異常な長さと言えます。
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