筆 の 原 毛 に つ い て 貂(てん) | みなせトップへ | 筆トップヘ |
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貂(てん) | |
貂(てん)は鼬(いたち)科に属します。 貂を筆原毛として使用する例が少ないため貂の筆は希少性が高く、その希少性が高値を呼びます。 貂筆として販売すれば高く売れるので「鼬(いたち)」で造った筆を「貂(てん)」として販売している場合もあるようですがその詳細は判りません。 みなせは1980年ころ、長年お付き合いしている原毛商から「貂の毛」を入手・製筆しました。 貂の原毛は価格が高いのにも拘わらず一般的な鼬(いたち)と比較しても毛質がやや太く、性質は「鼬」と大差なかったのでその後利用していません(毛質が太い・・などは仕入れた現物だけの特性だったかも知れません)。 同じ頃、別の原毛商から「黄貂(きぃてん)=通常の貂より黄色が強く感じられるもの」の原毛がある、買わないかとの話が持ち込まれました。貂ですら珍しいのですからとても珍しく感じ言われるままに買い付けました。 しかしその原毛は「鼬(いたち)を黄色く染めたもの」でした。 これなどは苦い思い出の一つです。 |
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