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 端渓硯直輸入元「みなせ」≪端渓硯の頁≫  端渓のまことを伝えたい「端渓産地“肇慶”からの報告」
端渓の歴史・現状に至る変遷の事実と実際を説明する「端渓」             
    老坑 坑仔巖 麻子坑 宋坑 緑石端渓 澄泥硯 松花江緑石 歙州 羅紋 紅絲硯・・・硯石/石質の見分け方
             中国四大銘硯の第一 端渓硯をはじめ中国、日本の有名硯ご紹介の頁です。
 
   
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硯「端渓 端渓各坑硯の索引箇所 の頁トップへ みなせトップ頁へ
老坑/ 坑仔巖 / 麻子坑 / 朝天巌 / 宋坑 / 梅花坑 / 緑端抗/
宣徳巌 / 羅蕉/ 結白巌/ 白線巌/ 古塔巌/・・・/・・・/ 
 
 
 
 
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20世紀も末に近づき残り1/4世紀に達しようとする1970年代、“端渓硯石(原石)の採掘”現地で生じ
端渓坑石採掘環境激変 ・・・、・・・ などを有りのままに記した「端渓のまことを伝えたい“ 端渓”」
本文こちら
「端渓」に興味を持たれる方、興味を感じられる方々・・・、のご参考までに!!!  
 
≪端渓の“石”=“硯本体”≫にかかるご案内は「この頁下段」に掲載いたしました。こちらです。
この端渓硯の頁を含みがご案内します「端渓各坑硯 & 画像」はいずれも弊社が中国 .
広東省肇慶の「老坑坑仔巖硯廠」から直輸入した端渓硯から無作為に選んだ硯現品の画像です。
地球環境保全の政策がより進み当初期の規制と比べると数段は厳しくなった「端渓各坑原石採掘採止令」の浸透により、端渓各硯坑伝統の本来坑石は各坑ともに新たな硯石を得る事が誠に困難に現環境下、現地肇慶の端渓硯廠それぞれが持つ「採掘済み原石」の作硯への進行に連れ、採掘済み原石の在庫はホボ底を尽き、各端渓の本来坑“原石“を以て作硯した端渓硯」の新たな契約は至難(事実上不可能)な状態となり、且つ地球環保全を全面に押し出した北京政府の政策は、その実施策がよりすすみ、「原石採掘許可」が困難となった端渓硯石採掘の環境下、現実の問題として本来抗硯の新たな契約は先ず不可能となり、弊社がかつて契約し通関した本来坑原石作硯の“端渓各坑硯”の残数は、現時点ではまだ充分な在庫を有するとは言え時の流れに連れ手持ちの端渓硯は減少するばかりです。

2015年以降の契約品、その当初期ではごく少量の混入が見られた程度でした。
が、沙浦坑区を「端渓硯坑の一つ」との強引な解釈・説明が始まる以前の旧来品契約時にも既に多少見られた「沙浦坑区採掘原石作硯の混在。
「端渓各坑“本来坑”硯」として契約した硯にも係わらず「沙浦坑区採掘原石」の作硯(注※1)」を疑う石質硯の混在が、一定の割合とは言えみられるようになりました。
これらの現地状勢から端渓各坑の本来坑原石を採掘した採掘済み原石の在庫は、各坑硯石ともにホボ底を尽き、契約出来るのは古来「見た目は端渓硯に似ている。が、硯としての石質が著しく劣る」とされてきた端渓硯石採掘坑区域の近隣に位置する採掘坑「有洞巌坑」。
有洞巌坑石など「見た目”は“端渓本来坑石”」に極似した、しかし石層・石質の異なる(劣る)採掘坑の採石で、硯としての石質では著しく劣る坑の原石を作硯した硯の数々。

端渓は各抗硯ともにその本来坑硯の契約は困難になった、と判断、みなせとして新たな契約を中止し今に至ります。弊社の「手持ち端渓硯石が減少」している、と言いましても、現地硯廠が通常契約する一般的な対日輸出ロットの数倍の契約を続けてきた弊社としましては、端渓坑採掘再開の許可が敢行された1972年から、
今に続く1998年の採掘禁止令がはじまり「有名坑石(=本来坑原石)を作硯した端渓硯」契約の困難さが増してきた、その最終期の2015年前半期まで毎年、年数回に渡る契約を続けてきましたので、かなり残数が減ってきた、とは言え未だに充分と言える在庫を持ちます。
 さて、「有洞巌坑硯(有洞巌硯)」
20世紀も末を迎えようとするころから沙浦坑区採掘坑の「有洞巌原石」を作硯した硯を「麻子坑」「坑仔巖」 「老坑」・・・などの高級本来端渓硯として流通させる例がとても多くみられます。
更に、「宋坑」と称される例が多発する「二格青」「紫端渓」坑、これら硯坑も「有巌抗」と採掘域が重なる 「沙浦坑区」に在ります。
しかし、沙浦坑区採掘坑の「有洞巌」「二格青」などを含めた原石坑群を有する地は、且つては「端渓と言って も差し支えがないほど端渓硯坑群域に近い場所」である。
が、「端渓ではない」。この地、沙浦域採掘は「見た目」が「端渓本来坑」の各坑原石によく似た石がいろいろ と出る。が硯としての価値を与える石質の、硯としての本質は大きく劣る」。

これらは、かつて端渓硯契約の唯一の場だった広州交易会端渓硯を出品する“各公司”(♯A)ともどもがそう説明し、「沙浦石は端渓の本来各坑」坑石によく似ているが、似ているのはその外見であり硯としての本質、磨墨性や撥墨性では著しく劣る硯石」、と説明されてきた「沙浦坑区原石」の「硯」です。
♯A:広州交易会に端渓硯を出品する“各公司” 
広州交易会が広く知られるようになった1970年代初頭期では、端渓硯坑と作硯廠を持つ広東省にその輸出権はなく、当時の端渓硯交易の全てを握っていた上海工芸(通称)が一手に抑えていました。
以降、暫くの時の流れに連れ交易会出品の条件も緩められ、採掘坑と作硯職を抱える広東省が端渓硯契約の主公司へと、その存在位置を高め、同硯原石の採掘禁止以降は、取扱量の激減こそ避けられませんが端渓契約の中心に立ち続けます。
しかし、21世紀に入り全世界的に巻き起こった地球環境保全への動きは、“地下資源保護”の方向にも働き、これらに係る規制の動きに連れ端渓各硯坑石はともに原石の採掘が困難になり、2000年代初頭期には老坑など高級硯の契約が順調には進まなくなっていきました。
 (注※1) 沙浦採掘坑区」
 端渓各坑石の採掘坑群と隣接するとも言える近接域に在り、且つては「端渓に見た目は似ている」。
 が、硯に一番大事な基本性質(=石質)「撥墨の巾・深さ・・撥墨の様子を含む磨墨力の在り様」等 々から「端渓採
 掘坑」に加えるべきではない、と評されてきた採掘坑、有洞巌の坑石。
 見た目=外観のみ端渓各坑硯真石に極似する坑石を産出する硯坑、沙浦坑区主要採掘坑の“有洞巌”は「老坑」
 に、「坑仔巌」「麻子坑」などに極似する外観の硯石を産出する。
 しかしこの沙浦坑区採掘硯石、端渓各抗硯と似ているのは外観のみで「硯としての基本的な石質」は端渓本来各
 坑硯のいずれもの石質に遠く及ばない。
 これら硯石の採掘坑域が「沙浦坑区」で、更に端渓硯を契約・輸出する公司や硯廠の説明も2010年前後から沙
 浦坑区採掘坑を「端渓硯石採掘坑区の一つ」との説明に転じ<沙浦坑区原石を作硯 した硯を端渓硯とする硯廠、
 輸入路、販路が増えています。

※沙浦坑区詳細“こちら”に掲載しています。)

端渓硯の契約は、時代により限定された公司のみが輸出権を持ち、“上海工芸”唯一公司のみがこの権利を持つ、と言う時代もありました。
この規制は時代とともに変化し、20世紀最後半期には端渓産出の肇慶。それも輸出公司のみならず原石を端渓硯に作硯する硯廠=製硯工場の多くが対外契約の権利≒輸出権を持つようになりました。
以降、契約の自由化は進み、多くの輸出者が現れ、更には輸入者サイドでは端渓を知らない契約者≒輸入者も増加し、端渓の信用と、これに伴う石質にかかる様々な問題が生じるようになりました。
更に時は進み、2010年代の半ば頃からは前述「有洞巌坑」を「端渓採掘坑の一つ」と説明する硯廠・輸出社(者)・輸入路・販路・販社(者)もあらわれ、瞬く間にこの「有洞巌坑は端渓掘坑の一つ説明」を取り入れ契約を迫る端渓硯廠が増殖をはじめました。
 21世紀直前期から生じたこれら端渓硯情勢に拘わらず「老坑・坑仔巖硯廠(硯工場)」と自ら名付け、その硯廠 名を広東省・肇慶市などに正式に認められた硯廠、「老坑・坑仔巖硯廠」との契約を長らく続けることが出来た諸環境下、これら硯坑の採掘が禁止され既に1/4世紀に至る今も尚、かなり減少してきたとは言え端渓硯直輸入元としての在庫量を持ちます。
 書道業界に多い弊社の企業形態と「極小規模」に留まる弊社の人的余力から端渓硯を含めたH.P.の“画像UP”等々は「適時掲載」の範囲に留めさせていただいています。 .  


※ 表示価格は小ロット(1ヶ~)時卸単価(税込価格)です。        
各ロット時卸価格はお問い合わせ下さい。
 / 価格表示(価格設定)の基本

≪逸品端渓≫
画像掲載現品『販売のページ』へ
老坑採掘の真実を伝える
『端渓』 のまことを伝えたい
端渓渓谷の変貌
沙浦坑区?/半辺山?
 
端 渓 硯    端渓 : 唐代初期、先ずは山坑の採掘が開始されました。   ※ 「老坑」をはじめとする端渓採掘坑 ※
  
 硯坑名 各坑の硯レベル 甲級  . 甲級より上位、逸品中の中庸 特に質の佳いクラス
宋  坑.
各坑の硯レベル 規格型 甲級最上位、且つ わけあり品 逸品/精品
麻子坑   規格型 甲級より上位品 & 稀少品 逸品/精品
坑仔巌   規格型 隋型=自然型 逸品/精品
老  坑      . 隋型=自然型 逸品/精品
1970年過、老坑採掘再開に向け老坑原石搬出作業性改善の機械が投入されるなど「導坑」は旧来ものから比飛躍的に改善され、結果として「過剰採掘、過剰在庫」を招き、暫く後の「採掘禁止令」の直接的原因になりました。
 
 
 麻子坑(本来坑)・緑端(沙浦坑区)  水盂 / 筆洗
 
中国硯の寸法基準
お買い得=ワケあり端渓 (硯本体=硯石 の瑕疵とは無縁の「箱のひび割れ、破損」などによる
硯の本質とは? 硯の鋒鋩? 硯のヤマキズ? 白端渓・ 有洞巌? 白玉硯?
端渓(老坑)とは? 老坑 旧坑・新坑? 老坑年代記 老坑のかたち 硯板?
老坑の価格体系 古硯? 古端渓硯=模造古硯 半辺山坑? 中国硯の寸法基準
 
端渓各坑の石質分析=広東省地砿局提供 広東省肇慶市 端硯 地質調査報告端渓硯などの硯の本質(品質)と鑑定、石紋、・・・
端渓硯などの硯の本質(品質)と鑑定、石紋、・・・
端渓の資料に、教材に、端渓原石セット
(「端渓原石セット」は完売に到りました。
              有難うございました。
)
≪端渓≫ 画像現品販売のページへ 硯砥石 水盂など
端渓以外の硯
松花江緑石硯 歙州硯 澄泥硯 羅紋硯 紅絲硯=紅糸硯 白玉硯 緑端 和硯 革新の新素材硯
 
 

● 端渓のまことを伝えたい = 「端渓産地“肇慶”からの報告」 を是非ご覧ください
  端渓硯など名硯の品質判断の一助に!!  「白端渓?」「硯板?」など
硯 の “鋒鋩 ( ホ ウ ボ ウ )” とは? 中国硯の寸法
端渓採掘年代記 ●半辺山坑??
端渓各坑の分析表へ ≪端渓≫ 画像現品販売のページへ
直輸入元としての卸価格です。
 老坑・坑仔巌をはじめ端渓各坑ともに産地=中国肇慶=直輸入元としての価格を反映!!
卸価格は【こちらのメール( office@minase.co.jp )】 でお問い合せください。
 
湖北美術出版社刊 「端渓鑑別 欣賞」(肇慶硯廠提供)
 

 端渓硯 規格型      中国硯の寸法へ
宋坑
弊社が今も在庫し販売する「宋坑硯」は、いずれも硯廠が確保してきた本来原石、「宋坑」伝統の北嶺原石の作硯です。
2000年には環境変化の進展につれ、「宋坑」や老坑、坑仔巖、麻子坑・・・など伝統の端渓採掘の地は、坑により理由は多少異なりますが、その歴史的採掘坑地を変更せざるを得ない環境に かわり、「宋坑」を含めた多くの伝統採掘坑は「羚羊峡北嶺」からの撤退を余儀なくされ、「南嶺沙浦域(沙浦坑区)」 へ移動しました。
移動先の「沙浦」は、老坑を始めとする多くの有名坑に≪外観≫がとても似通った硯石が採掘され利用されてきた地であることはご承知通りのことです。が、似ているのは“見た目”だけで、それら硯石の歴史的な本来硯坑から採掘される原石のとの間には根本的な品質「石密度(=磨墨レベルに差をもたらす)」をはじめ硯としての基礎力が異なる、只単に「見た目」のみが有名坑に似た石が採掘されます。宋坑等々の本来採掘坑原石とは「石密度」がなのです。硯に求められる最重要機能“磨墨性”“撥墨性”においても大きく劣るのです。 .
宋坑硯の採掘坑が伝統の「北嶺」から「南嶺」沙浦地区へ変わり 「北嶺の 旧坑から採掘した原石を保有する硯廠」 &「 この硯廠から原石を分けてもらえる硯廠」のみが伝承の宋坑硯出品が出来、そうではない多くの硯廠は「「沙浦坑区原石」を「宋坑」とし作硯し出品し今に続きます。
この沙浦坑区採掘の原石を以て作硯される宋坑は、1980年代の一時期、外観は「宋坑」に似ている。しかし石質が劣る。
これらを明確に説明し、「準端渓」として広州交易会に出品され、少し時代を下った1990年前半期ころには、中国各地の商談会や新たに輸出権を獲得した一部の肇慶硯廠に「端渓もどき硯」として登場しました。
この時代は「端渓本来坑ではない端渓疑似硯」との説明があったのです。出品がはじまったホンの三~四年後には「端渓硯の一種」に昇格、「二格青」「紫端渓」などとして流通をはじめました。
これが、地球環境保全のための地下資源保護令の発令に依る本来宋坑硯石の採掘禁止とともに、一部の販路とは言え「宋坑」として流通をはじめ既に一定の時間が経過します。
 伝統の「(北嶺)宋坑」採掘坑閉鎖の事情 ご案内頁へ
価格表示(価格設定)の基本表示価格は小ロット(1ヶ~)時卸単価(税込価格)です。各ロット時卸価格はお問い合わせ下さい。
  掲載「端渓硯」の一部に「定価(掲載時点の平均的な一般市場=小売業界販価)」表示をしています。これら「定価」 「参考定価」表示
  品も全て「直輸入卸元」として設定します卸価格」にてお求め頂けます(卸価格はお問い合わせ下さい)。
価格表示(価格設定)の基本 .
甲級 宋坑 尚池硯(長方実用硯) 木箱付
4吋 四五平 5吋 五三寸 6吋 7吋 8吋 9吋 10吋 大四六(180×120)
上下木製蓋付加重硯
篆刻
二面硯3吋
7,714 9,623 10,331 11,168 11,723 15,,118 18,862 25,259 33,801 参考定価40,700円   
  紙箱/
定価15510
  紙箱/
定価17,930
            紙箱/
8,567
伝統の「(北嶺)宋坑」採掘坑閉鎖の事情 ご案内頁へ
 
規格型 宋坑 のうち≪日本規格(寸法)≫
四五平 五三寸 大四六
硯石本体 約135×75mm 硯石本体 約150×90mm 硯石本体 約180×120mm
9,623 11,168 25,356(参考定価40,700円~)
  加重(厚口)硯 上下蓋付
 
規格型 宋坑 のうち≪中国規格(寸法)≫
甲級 宋坑 木箱付 6吋 7吋 8吋 9吋 10吋
三辺彫花 長方型・楕円型 12,307 15,872 19、802 26,364 35,484
甲級 宋坑 篆刻用 二面硯 3吋 紙箱付   8,567 (参考定価17,175円)
 表示価格は小ロット(1ヶ~)時の出荷価格≒卸価格(税込価格)です。 各ロット時卸価格はお問い合わせ下さい。
   「定価」「 参考定価」表示品も全て「卸価格」にてお求め頂けます。定価表示硯の卸価格はお問い合わせ下さい。
みなせの宋坑硯は全て「北嶺の旧宋坑原石=宋坑本来の原石を使用しています。沙浦石の使用はありません。
木箱が破損した、を含め何らかの瑕疵による「端渓硯」を、直輸入卸価格より安い処分特価でご提供します
現在、該当する「宋坑硯」のピックアップがありません。弊社既在庫の中から該当する硯が見つかった時点でご案内いたします。

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老坑、坑仔巖、・・などのワケあり品は≪該当品が見つかった時点≫で
“各端渓産出坑”=端渓の石種ごとに入荷の一部逸品掲載の≪現品販売≫各頁下部に掲載いたします。
該当する商品が見つからない場合の掲載はご容赦下さい。

  
 
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甲級 麻子坑 尚池硯木箱付 4吋 5吋 6吋 7吋 8吋 9吋 10吋  
長方実用硯     9,602 13,268 18,534 23,308 31,419 45,240    
ご注意ください!! 2000年半ば過ぎから本来の麻子坑原石ではない沙浦原石を用いた、しかし「麻子坑」として流通している硯は「伝統の麻子坑」とは無縁。『硯としての基本品質「磨墨+撥墨の佳さ」が全く異なる』と言う根本問題を避け(隠し)流通しています。
弊社の「麻子坑硯」はいずれも「本来の麻子坑」から採掘され硯廠が確保している伝統の麻子坑原石によります。
携帯に便利、そして実用性・撥墨等も考慮した結果の「麻子坑長方薄型尚池硯(実用硯)」
甲級麻子坑薄型 尚池硯 4吋 6吋 7吋 8吋
11,768 20,389 25,199 33,200
天地×横×厚(概数㎜) 100×75×10mm 150×100×10mm 175×114×10mm 200×127×10mm
例えば麻子坑7吋、同じ型で薄型 約390g 普通型 約825g(硯本体重量)と倍以上の重量差です。
それでなくても荷物の多い錬成会への持ち運びがズーッと楽になります。
箱が破損した「甲級麻子坑 薄型 長方尚池硯」⇒ 特価処分   一例 :薄型6吋
薄型麻子坑 箱破損処分一例 : 6吋 直輸入・卸元として設定の弊社単価14826円 本体価格 
⇒消費税・送料など総費用込み12、016円処分(当時一例)
 表示価格は小ロット(1ヶ~)時の出荷価格≒卸価格(税込価格)です。 各ロット時卸価格はお問い合わせ下さい。
    「定価」「 参考定価」の表示品も全て「卸価格」にてお求め頂けます。定価表示硯の卸価格はお問い合わせ下さい。
 
甲級 麻子坑 彫花硯木箱付 3吋 4吋 5吋 6吋 7吋 8吋 9吋 10吋  
三辺彫花実用 長方硯/楕円形共 ,10,137 12,320 15,024 21,354 25,843 35,026 50,424 63,808   
『特級』 麻子坑   硯泓彫花   商品番号 20140407 長方 約9吋  17500 現品限り
販売済み
端渓刻図、硯泓と墨堂の境目の墨堂側に飾刻を入れた銘硯は比較的よく見られる。
古名硯において偶に見られる硯泓への刻。硯泓に石紋(五彩釘)を生かした勢いある海流と波を刻す。
甲級麻子坑に木箱破損品が見つかりました(硯そのものに瑕疵はございません)。特別価格で処分します。
現在前項に該当するもののピックアツプがありません。見つかった時点でご案内します。
  
甲級 麻子坑 木箱付≪加重≫三辺彫花硯  精品 麻子坑水盂
※ 表示価格は
  小ロット(1ヶ~)時の
正味出荷価格≒卸価格(税込価格)です。 
  各ロット時の卸価格はお問い合わせ下さい。
    全て、一面から卸価格でお求めいただけます
5吋 6吋
39,479 49,129

★ 稀少品 
 実用に!!  お使いものに!!   記念品に!!!
木箱+布袋に入っています。
  麻子坑の本来坑採掘がまだ許されていた時代、特に質の佳い
  甲級麻子坑原石を三層に作硯した甲級麻子坑 三層円硯”
三層 円硯 直径 約4吋 硯本体の直径は約3.5吋  41,250 卸価格/税込価格)
 
逸品麻子坑 画像掲載ページへ
 
 坑仔巌坑 淌池硯 木箱付   (老坑・坑仔巌の逸品もの多数あります。
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     「定価」「 参考定価」表示品も全て「卸価格」にてお求め頂けます。定価表示硯の卸価格はお問い合わせ下さい。
  寸法(概数) 3吋 4吋 5吋 6吋 7吋 8吋 9吋 10吋  
長方型 実用硯(尚池硯)      16,092 19,726 30,627 36,399 54,016 65,696 ,88,796
7吋の残数「石嶺あり」の一面のみ。「石嶺」実用に基本的な支障はありませんがご使用位により支障あり、と捉えられることもあります。
旦型≒楕円型 実用硯(尚池硯)   15,797 19,058 29,712 35,299 52,916    
  
坑仔巌坑 (※ 隋型=什型=天然型硯) 木箱付 画像例
その貴重さから原石の大きさを最大限に生かして作硯される硯の形。
長方型、楕円型などの定型ではなく原石寸法・形を可能な限り生かし作硯される。
※ 隋型=什型=天然型硯   4吋前後 5吋前後 6吋前後 7吋前後 8吋前後 9吋前後 10吋前後
17,006 20,790 31,692 41,899 56,785 70,567 95,667
「坑仔巖坑」を含み、端渓各坑ともに「本来坑石採掘坑」の「採掘が禁止(1990年代後半~2000年代にかけ順次)されてから久しく本来の坑仔巖坑:硯の契約は出来ません。「坑仔巖坑石」の硯として契約した、としても、採掘された坑仔巖原石は全て作硯され発売され、端渓の産地「肇慶」に残っていません。
この現状下、契約したとしても「契約書に記される端渓石名としての“坑仔巖硯”」であり、石の採掘地は「本来の坑仔巖坑石」ではなく、肇慶現地の現状下、その多くは、端渓主要本来抗各坑の採掘地「“斧柯山、(現在名)燗柯山”」から少しだけ離れた、同山系東サイドに位置する「沙浦坑区原石」であり、「沙浦坑区有洞巌原石」を作硯した硯です
 表示価格は小ロット(1ヶ~)時の出荷価格≒卸価格(税込価格)です。 各ロット時卸価格はお問い合わせ下さい。
        「定価」「 参考定価」の表示品も全て「卸価格」にてお求め頂けます。定価表示硯の卸価格はお問い合わせ下さい。
端渓『隋型=什型=自然型』 、 一時期生じた契約品「低価格」の実情 隋型=什型=自然型
参考画像へ
『隋型=什型=自然型』 その貴重さから原石の大きさを最大限に生かして作硯される硯の形。
  長方型、楕円型などの定型ではなく原石寸法・形を可能な限り生かし作硯される天然型・自然型と同義語。
これらが他の老坑・坑仔巌坑より安い価格帯で取り扱われるのは以下の理由によります。
老坑や坑仔巖坑、麻子坑などの高級端渓硯の契約もそうですが、特に老坑契約の端渓硯工場選定にはその工場の性格・信頼性が大切な要素であることは言うまでもありません。
弊社が数ある端渓硯廠の中から選び出したた老坑契約硯廠、この特定の工場との取引を長年継続していますのは以下の事情によります。
1990年過ぎ、中国政府が導入を決定した社会主義市場経済導入により端渓の契約は≪工芸品北京総公司広東省分公司≫に限定されていた時代が終わり、複数のルートとの契約が出来るようになりました。
これに先立ちいち早く複数ルートが契約・輸出を始めた1990年頃、広州交易会での契約も含め肇慶の多くの硯廠、そして日本の輸入業者を巻き込んだひとつの硯、「端渓硯と称する硯」の採掘場所等に関する疑問点を調べたいと肇慶の何軒もの端渓硯工場にその内容・端渓と説明する真意を問い合わせました。
質問した工場群の中で只一つ、現在も取引を続けるこの工場の返答だけが「この石種は端渓ではない。端渓近隣と言える場所から採掘しているが伝統の端渓採掘坑区とは異なる」と十二分に信頼置ける硯廠である、と判断できる具体的返答であり納得出来る説明でした。
これによりこの工場との取引を続け、他の多くの工場とは取引・契約がなくても現地での宴会にご参加いただいたりして疎遠ならないよう留意しています。
老坑管理者は過剰採掘がもたらした過剰在庫(⇒こちらでこの流れをご案内しています)を調整するための販売促進策を多くの端渓硯工場に迫りました。弊社契約の端硯廠がその対象工場に含まれるのは勿論のことです。
少しでも多く販売するため「再検査した結果、老坑逸品としての取扱いには少し難点を感じるものを格安で販売したいので契約しないか。」と工場自身が検査に合格た老坑に「難癖とも言える理屈」を付け低価格での契約を望んできました。
この間の老坑の採掘・在庫などに関し老坑管理者の「公表」とは違う、その実情&動きを掴んでいました弊社はその裏事情を理解することが出来、即刻契約しました。これらが老坑の、そして少し遅れて契約した坑仔巖の≪隋型=什型、天然型、自然型≫です。
入荷現物の基本性質は「逸品老坑」比で遜色はなく、只一点感じられたという程度の差は「逸品、精品老坑」全体の平均より「厚さ」が少ないと言う差だけでした。
「厚さが少ない」と言っても問題になるような実用性を損ねかねない薄さと言う意味合いではなく普通に流通している老坑の中でヤヤ薄い、と言う程度のもの。実用に何ら問題がないことは言うまでもありません。
 



逸品もの 〖そのⅠ〗 : 老坑硯・坑仔巌坑硯・麻子坑硯などの逸品
老坑硯」入荷の一部 逸品・精品の画像掲載限定販売します⇒ 老坑現品「画像」の頁 
「坑仔巖(坑)硯」入荷の一部 逸品・精品の画像掲載限定販売します⇒ 坑仔巖(坑)現品「画像」の頁
   画像掲載品以外にも多くの「老坑硯」をはじめ坑仔巌坑、麻子坑・・・などの著名端渓坑硯を在庫しています。
  「大きさ」「価格帯」などご希望内容をご記入の上 お問い合せください。
老坑以外の他の端渓坑硯「宋坑、麻子坑、坑仔巖、・・・・」などは作硯時からその大きさを「5吋、6吋・・・」などの規格に設定し作硯し市場に出荷します。が、老坑は老坑原石の貴重さから規格を元に作硯する、と言うような作硯は基本的にありません。
貴重な老坑原石はその原石サイズを最大限に生かし作硯され、作硯された結果としての硯石の大きさから他坑で言う「※吋」が適用されます。また原石を最大限に生かす作硯により老坑の多くは自然型です。
日本ユーザーの希望をもとに老坑硯廠と交渉した結果、規格に対応し作硯する「長方型」などの作硯が1990年代半ば頃から採掘原石作硯の一部に見られるようになりました。
逸品の老坑硯・坑仔巌坑硯・麻子坑硯は4吋前後~14吋前後まで取り揃えています(“逸品もの”はその性格上、在庫量・内容共に常に変動します。品切れなどの場合はご容赦下さい。) 
弊社顧客の多くは書や水墨画など墨を基調とするアート分野の専門家の先生、これら専門家を顧客とされる「専門店」様、そして「専門店に納品される問屋」様で、これら全て の最終ユーザーの位置に立たれるのが「書家、水墨画家・・・など墨を基調とするオリエンタルアートの専門家」です。
作家としての基本中の基本、「作品」を重視される最終ユーザーの多くが要望される主要点は「撥墨性」であり、「広く深い墨色の巾と磨墨感を含む磨墨性の秀逸さ」を以て佳硯の磨墨感を体感され、撥墨巾を判断されます。そして「佳い撥墨」をもたらすのは、偏に「硯」です。
これらご要望に応えるため、肇慶での弊社選硯の第一は「硯としての本質の佳さ=基本石質の佳さ」で、彫刻は、それが如何に精緻で華美、 且つ豪華であるとしても「基本石質」が優先され、「彫刻」は「硯価値」の補助的・視覚的な位置とし選択するに過ぎません。 さらに「華美・精緻な刻」を施された硯であろうとも、基本石質に対応する対価範囲を超えた価格付けを余儀なくされる「刻重視硯」の契約は極力避けています。
 表示価格は小ロット(1ヶ~)時の出荷価格≒卸価格(税込価格)です。 各ロット時卸価格はお問い合わせ下さい。
       「定価」「 参考定価」の表示品も全て「卸価格」にてお求め頂けます。定価表示硯の卸価格はお問い合わせ下さい。
「老坑」「坑仔巖坑」「麻子坑」各坑硯の「画像UP」のページへリンクします。
逸品・精品 老坑 4吋~10吋前後 精品 坑巖 5吋~14吋前後 逸品 麻子坑    6吋~10吋前後
逸品もの〖そのⅡ〗
 
精品坑仔巌坑硯 逸品もの
「定価」「参考定価」の表示品も全て「卸価格」にてお求め頂けます。定価表示硯の卸価格はお問い合わせ下さい。
逸品 精品 坑仔巌  5~6吋前後から14吋前後まで各規格があり、坑仔巌坑の中心は10~11吋



老坑硯などを含む端渓逸品もの購入への一助にしていただければ幸せ!!
老坑硯や坑仔巌坑硯などの逸品ものをお求めになる場合自らの目で現物を確かめるのが一番です。しかし、遠距離の場合や何らかの事情で来店が困難な場合もございます。ご来店が困難などで現物確認が出来にくい時は、信用出来るとお考えの専門店にご自身の購入目的や希望条件などを充分伝え一任するのも一方法です。  

 契約当時はまだ稼働していた「端渓原石10坑 + 白玉石」セット 
                      (「端渓原石セット」は完売に到りました。有難うございました。)
  これを作り輸入した時点からの端渓環境は、特に老坑環境は劇的と言える変化が生じました。
1990年代後半期「老坑は枯渇した」、との悪質な風評に対応し「老坑鉱脈は健在」をご確認いただく「老坑採掘現場視察行」を実施しましたが、その当初期、老坑採掘現場へご案内した方々の老坑採掘現場視察行記念品として、そして端渓の貴重な資料としてお求めいただけるだろう、と、老坑取扱いの許可ある馴染みの硯廠(端渓硯作硯工場)に、当時は採掘が出来た採掘坑石の「端渓坑原石セット」商品化を打診しました。
当時、既に実際に採掘している端渓坑は「10坑」になっていましたが、その連絡に伴い≪端渓原石10坑+端渓近郊の白玉石≫の11坑セット製作を依頼、製作・輸入しました。
端渓坑石ではない「白玉石」は、一部販路で「白端渓」と説明され取り扱われていましたのでこれを明確にするため、端渓坑原石に白玉石を加え、11坑石セットの製作を依頼し、輸入しました。
端渓各坑の採掘と作硯の状況、そしてこれらの流通市場の動きとは無縁の力が働き、「端渓各坑」はともに「採掘が禁止」されるなどの事態に陥るとは、当時は想像も出来ませんでした。
今も尚≪老坑鉱脈は健在≫で、採掘の許可さえ下りればいつでも(西江の減水期に限りますが)採掘可能な坑石現状にもかかわらず、かつて経験したことのない地球規模の政治・経済の大きな動き。地下資源の保護への流れ。
これに対応する北京政府発令「地球環境保全のための“地下資源保護令”」への地方政府過剰対応により、端渓各坑はともに採掘を禁止されました。
端渓至近距離の硯石採掘坑、端渓の有名諸坑と外観がよく似た、しかし硯としての基本石質は大きく劣る原石を産出する採掘坑の原石を中心に、この採掘坑区採掘各坑石で端渓様の見た目を持つ硯坑採掘は続けられ、これら外観のみ端渓様の、しかし、硯としての基本石質が大きく劣る石を以て作硯した硯を「各坑端渓硯」として流通させる。
この時代に入り、続き、今に至ります。
予て採掘された端渓坑石を以て作硯した各端渓本来坑石硯の本格的な契約・供給は、20世紀末~21世紀初頭期にその最終期を迎え、今に至ります。
弊社が真の老坑硯石作硯を確認し契約を続けた「“老坑硯”契約」の最終期が2013年。
坑仔巌坑では2019年後半期契約を最後とします。が、この時点までに契約し通関した各硯を未だに一定量と言える硯数残します。
2013年以降は、肇慶硯廠が“老坑”と提示する全てが沙浦坑石作硯を疑わざるを得ない石質となり、「老坑」と同じ理由で坑仔巌、麻子坑なども契約を見送らざるを得な状況に陥り、これが続いています。

1963年、広州交易会の開催から6年が経過した年、みなせとして初めて弊社先代が広州交易会に参加、
1970年過ぎかは先代のあとを継ぎ、春・秋の各交易会に、中国の開放に連れ適時、肇慶など実際の生産地へ、工場へと足を伸ばしました。
先代の訪中を、中国流通体制の整備や生産管理の進展につれ広州交易会は当初期の役目を終え、日本バイヤーの多くは中国有力生産者や出荷者との商談に交易会を必要としなくなった現在に至るまでの長年に渡り銘硯の契約を続け輸入したてきた結果、今なお老坑、坑仔巌をはじめ端渓各本来の硯在庫を持ちます。
想像だにしなかった端渓硯石、激変の採掘環境により製作が完全に不可能になった
「老坑を含む端渓原石セット」
端渓原石セット」は完売に到りました。有難うございました。)
「端渓原石セット」は完売に到りました。
有難うございました。
)
端渓有名硯坑を語る資料に、書道会・書塾・学校などの≪教材≫として最適!
  老坑・坑仔巌坑・麻子坑・羅蕉・有洞岩・宋坑・梅花坑・緑端・古塔岩・二格青・白玉石)の11硯坑種
    端渓坑10坑原石+白玉石(白玉石は一部販路で“白端渓”と説明され流通することがあります。 
    が、端渓ではなく「白い玉石」の一種に過ぎません。参考品として入れました。)の11種類です。
   
実販売税込価格68,750円端渓原石セット」は完売に到りました。有難うございました。))  /  端渓(端硯)諸坑略図へ  

 水盂(筆洗)など     ※ 表示価格は定価(税込価格)です 卸価でお求めいただけます。
               (    ) 内の数字は小ロット(1ヶ~)時適用の卸価格一例。
(卸価格はお問い合わせ下さい)
麻子坑 水盂(筆洗)   6吋 41,800   緑石端渓  水盂(筆洗) 水杓付  3吋 10,670
水差へ  /  墨池  


 古端渓  =有名古端渓の硯譜を基に作硯するなど有名古端渓硯と同硯様に作硯し古色化粧を施した端渓。
  信頼するに値する肇慶硯廠や対外輸出公司と契約し通関した「模倣古硯( 古端渓)」全ての「硯石本体」「硯箱」それぞれに「 古端渓硯」のシールを貼付し「 古品=模造骨董品であること」 を示すとともに「古端渓をはじめ模倣(****)骨董品が多数流通していること」を一目で判断いただける展示と販売の手法をとりました。「模倣古端渓硯(古端渓)」 ⇒ 古端渓に見せかけた新端渓(模造古端渓)流通の一端を一人でも多くの方に知っていただけたら・・・、と企画し、肇慶硯工場に相談し、契約した古端渓です。入荷数が200面程度と少なかったこともあり、広範に知ってもらうまでには至らないままに完売いたしました。また機会を捉えて契約したいと思っています。
古端渓(現在採掘した原石を作硯し古い端渓の如き化粧を施した端渓)
   4吋前後 5吋前後 6吋前後 7吋前後
    6,300 8,000 9,900 11,700

  


























の原

















20世紀末、1990年代半ばころに発せられた北京政府の「地下資源保護令」。
この「地下資源保護令」により老坑をはじめホボ全ての「端渓採掘坑原石」の採掘が禁じられました。
発令直前期に勃発した世界規模の地下資源争奪戦、貴重なレメタルの獲得競争に端を発す「地下資源保護令」。
「レアメタル保護」が本意だった北京政府の「地下資源保護令」は地方政府の過剰反応を呼び起こさせました。
端渓や澄泥硯などの硯石採掘禁止は、正に「地下資源保護令」への過剰対応が発端だったのです。
既に採掘されて確保されていた各坑原石の「作硯≒販売」が進むと共に端渓硯廠の(恐らく)全てが、「端渓採掘地」に隣接する「沙浦」地域。
沙浦坑区には著名な採掘坑「有洞巌」もありますが、有洞巌坑を含めた多くの採掘坑から、「硯石」の外観は「老坑」をはじめとする有名坑(有名端渓)「坑仔巖」「麻子坑」「宋坑」「梅花坑」「緑端抗」・・・、等々の峡南や北嶺を含み点在する端渓有名坑各硯石に酷似する、しかし硯としての基本品質=磨墨性⇒佳い磨墨液を得る等の「硯として使用する性能面」では大きく劣る。その硯石が採掘されるのです。
 
この「沙浦」地域採掘原石を作硯し出荷するようになってしまったようです。
21世紀初頭期に沙浦坑区の採掘を強化、沙浦採掘鉱区原石による作硯を「老坑」「坑仔巖」「麻子坑」「宋坑」「梅花坑」「緑端抗」・・・・の坑名≒端硯硯銘に「新」を加え本来抗の原石ではない旨を明示する販路もありますがこれらは少数派で、それぞれの本来硯として流通している部分が高い様子を窺わせる出荷が続いています。
それほど広い区域でもない沙浦坑区に、ほとんどの端渓有名坑石に「外観が酷似」した石が在り採掘される。
そして、採掘される石のいずれもが端渓硯として備えるべき機能「磨墨性」に於いて本来坑硯比著しい劣りを持つ。
不可思議坑区としかあらわしようがない沙浦坑区なのです。
この沙浦では「二格青」「有洞巌」などの硯石(=硯)の名が、予てより知られ、採掘・作硯が続けられてきましたが、
当時、端硯の輸出権を持つただ一つの公司、広東省工芸品分公司が「二格青」「有洞巌」の原石を以て作硯した硯を広州交易会に展示した、その当初期、1970年代半ばから暫くの間は「端渓隣接地帯産出原石で作硯した硯」なので「端渓に似ているが端渓とは言えない」との説明を加えての出品でした。
これら端渓本来各坑の硯ではない石で作硯した硯を「端渓硯に似ているが端渓ではない」と展示し、契約を始めてからホンの数年後、1980年前後の交易会商談では既に、端渓硯の輸出権は広東省の独占を離れ他の工芸品分公司も持つようになり、商談時点の説明からも“端渓隣接地との説明は消え、“端渓”に変わりました。 (★当時はまだ中国との貿易、中国が輸出契約を結ぶ機会は春・秋と年二回開かれる中国として唯一の対外国商談の機会の場“広州交易会”のみでした。)
弊社では、本来坑硯として契約し通関した硯を順次検査し、これら沙浦坑区原石硯、或いは沙浦坑区原石硯で作硯した硯との疑いが残る硯。「基本石質に疑問点がある硯。疑問点を感じる硯」の全てを「沙浦坑石」「沙浦坑硯」などとし、肇慶硯廠との契約価格=弊社コストを無視した「沙浦原石硯」としての価格付けを行うと共に、硯箱の貼付シールに「沙浦」と追記するか、「沙浦」のシールを貼付しています。
また、H.P.掲載の硯のうち、「老坑」として契約した、しかし弊社検品にて「本来坑の老坑ではない」と判断した硯は「沙浦坑区老坑」として専用ページに掲載し、混乱を避けています。     関連掲載「半辺山」
   
≪端渓の石=硯本体≫:
「端渓」各坑硯石ともに、硯坑の違いによる“硯としての機能や外観的雰囲気≒美観を伴う価値感”などの差が、
更に同一硯坑の原石としても原石毎のこれらの差が、当然のことながらあります。
 端渓の貴重さは、端渓各坑硯がともに持つ「磨墨性」「撥墨性」「磨墨性と磨墨感」、・・・、
硯に求められる本質の、いずれもが一定レベルを超える「秀」レベルにあること。
 硯の真の価値差は唯々ここにあります。
 そして、これらの差を確実に実感するには、「硯を“勉強をする時間”が必要です。
 硯の勉強は「専門書」を読破する。
         「銘硯の画像」をより多くみる。
         「有名な端渓の石紋名を覚える」、・・・、・・・、・・・、などではなく「磨墨経験を重ねる」ことにあります。
         磨墨した、その「磨墨液」を使い鑑賞することにあります。
        「磨墨」を重ね「経験」を積み、はじめて「端渓」の秀なる価値と撥墨の意味するところが見えてきます。
        「撥墨を悟り得る立ち位置」へ近づくことが出来ます。
        「一定の修練」を得ない状況下、「硯の状態」「墨色」「撥墨」・・・・など「硯の本質」に迫る質差の在り
         様を、細目を、たずね聞きまわり、幸いにして適切な説明を受けることが出来たとしても、・・・得られ
         るものは「指導側、指導を受ける側ともの“理解”の“範囲”」にとどまります。
         修練を積む、・・・対象がなんであれ、時間と努力、そして感性や謙虚さなどの積み重ねが必要です。
≪端渓の木箱≫:
端渓や澄泥硯など歴史ある中国硯には、一部例外を除いて「木箱」が付いています。
この木箱の使用目的は、「移動時」などにおける硯の何らかの「瑕疵発生」を少しでも和らげる『防護材』の役目で、
日本における「ダンボール箱や発泡スチロール」など梱包保護材として「端渓の木箱」は使用され、日本で一定の価値ある商品を入れる「木箱」の日本の一般的な捉え方、そして木箱の状態を商品の本体評価(=価値)に直結させるが如き捉え方とは大きく異なります。
 
まだ端渓硯原石の採掘が許され、作硯された硯の契約が出来た時代の最終期、20世紀末に差し掛かるころには、
日本バイヤーの多くはともどもに、
端渓の“硯”としての本質に関心を示さず、と言いますよりは「端渓硯」の「硯」としての本質、状態、真の価値、歴史背景などに関心を持たず、興味を示さず、唯々商売商売と「“商品”端渓硯」への日本的「価値観」「習慣」を、「硯本体」の「本来価値」ではなく、これを収容する「箱」の「日本的価値観」をそのまま直線的に持ち込み、「高値で転売できる方策」を第一に要求し、この要求に適応する「箱」が付く硯は、硯の本質がどうであれ買い付けが進みます。
「硯としての基本品質軽視」とも言えるバイヤー要求、入れ物の「木箱」、「硯の彫刻」重視、などの付加的価値観が主点の要求に対応すべく、「木箱」は、伝承の「硯の保護材」としてではなく、「立派な木箱に納められた端渓硯」のための出品が多を占めるようになり、更に、「契約時期の遅い端渓硯」ほど「立派に見える木箱」が付くようになりました。
硯として最重要な磨墨性や撥墨性で同レベル、更には多少劣る石=硯であっても「箱」の状態で契約価格が「高価格」に設定される。この値付け例が多くみられるようになりました。
やがて、端渓原石採掘の、採掘にかかる大きな環境変化と、採掘済み原石の作硯進捗、につれ「肝心な石本体」の「石質」に直接かかわる問題が生じました。
「肝心な石本体」の「石質変化」に直接かかわる問題          
「採掘環境の激変」などは「こちら」、および「このリンク先」に、
  更にリンクする各頁に渡り掲載
しています。是非ご確認ください。
時が進み「採掘済み原石」の作硯が進むにつれ、肝心な「石本体」の石質に問題が生じました。
★この間の事情はこちら「端渓採掘坑の???」にて掲載しています。是非ご確認ください。★

 
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